しゃぼん玉
菜月は、ミズキがヒデトと別れた時のことを謝った。
予想外だった菜月の言葉に、ミズキは驚きつつも耳を傾ける。
「私達、ミズキが辛い時に、全然話を聞いてあげることが出来なかったよね。
ごめんね……。
私達、あの頃は、リョウのことで頭が一杯になってて……」
「いいよ。気にしてないから。
私にとっても、リョウのことは大きかったし、お母さん達がそうなったの、わかるから……」
「ミズキがヒデト君と別れたのは、リョウのことがあったからでしょう?
なのに私達は、何も支えてあげることが出来なくて……。
ごめんね……」
ミズキは首を横に振る。
「ヒデトと会ったのはビックリしたけど、もう、割り切ってるから。
私は大丈夫。
お母さん、そんな風に思わないで?
ごちそうさま……」