しゃぼん玉
マナの自宅玄関でバイバイと手を振り、シュンは自宅に帰るところだった。
その帰宅途中、母·芳美(よしみ)から電話があり、お使いを頼まれた。
スーパーで野菜を買って来てほしいとのこと。
シュンの弟·イツキが、明日、家庭科の授業で使う物なのだそうだ。
イツキは橘家の三男であり、現在、中学二年生。
イツキは忘れっぽい性格なので、時々こうして学校に持っていかなくてはならない物を前日の夜に思い出し、家族をヒヤヒヤさせるのだ。
シュンは一旦家に戻り、自分の車でスーパーに行くことにした。
イツキに、必要な物を漏らさず聞いて、目的地へ向かう。
シュンの家から車で少し走ったところにある、大きいスーパー。
そのそばには、たくさんの商業施設が立ち並んでいるのだが…………。
そこでシュンは、驚くべき光景を目にした。
“ナナセ!?”