しゃぼん玉

「そっか……」

ナナセの話を一通り聞いたシュンは、納得したように息をつき、

「さっきはごめんな。

変な見方して、嫌な事言って……。

……そういうことなら、俺も応援する。

がんばれよ」

「ありがとう、シュン。

あのさ、今の話……。ミズキちゃんには、内緒にしてくれる??

恥ずかしいし、やっぱり、人に話すことじゃないと思うから……」

「ナナセの気持ちはわかったよ。

でも、なるべくミズキに連絡してやれよ?

ミズキも、お前に頼りたいはずだから」

ナナセは薄く笑ってうなずいた。


シュンはナナセに、ミズキとマナがすれ違った事は話さなかった。

ナナセはミズキから直接そのことを聞くだろうと思ったし、なにより、マナとミズキはすぐに仲直りすると思ったから。

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