しゃぼん玉

それに対しミズキは言った。

「大丈夫だよ。

穂積メイの家は分かったよ」

「すごい!

なんで分かったの?」

マナは驚いて目を丸くした。

「中学の入学式で、リョウがもらってた学年名簿を見たの。

穂積さん、リョウと同じ中学だったしね。

もっと早く思いつけばよかったんだけど……。

今日にでも、穂積さんちに行こうと思ってる」

「私も行くよ!

ミズキちゃん一人じゃ危ないし」

「でも、今日はピアノのレッスンじゃ……?」

ミズキが申し訳なさそうな顔をしていると、

「大丈夫。

今日は、ピアノ休むから」

マナはミズキのためにそうしたかった。


ミズキは、「ごめんね」と言いながらも、正直嬉しかったし、安心していた。

結果、マナの厚意に甘えることにした。

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