しゃぼん玉


――――夕方。

ミズキはマナと共に、大学を出たその足で穂積メイを尋ねることにした。


その一方で、

リクも一旦帰宅し、留守番していたメイを連れ、穂積家に向かっていた。

「マジで行くのー?」

メイは機嫌悪くそう言ったが、リクはビシッとそれを制した。

「当たり前だろ!

ウチにはどんだけ居てもいいけど、学校は行かなきゃさ。

ちゃんと卒業しないと」

「興味ねーし」

「その言葉使いもなんとかなんないの?」

リクは切なげだ。

メイは仏頂面で、

「ウザイ。そこまで言われたくねー」

だが、リクは主張を曲げない。

「前はそんな話し方じゃなかったじゃん」

「小学生の時と一緒にしないでよ」

「言葉使い汚くして、化粧濃くして学校サボって、それでカッコつけてるつもり?」

「リク、言うことがオッサンくさい。

彼女できないわけだー」

「俺は、お前のことを思って……」

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