しゃぼん玉

学校から帰ると、メイは毎回、翔子にこう言われた。

「あんたなんかいなくなればいいのに!」

「どっか行け!!」

「ブッサイクな顔!!

私はこんなに綺麗なのに、あんたは誰の子だろね?」

メイがケガをすると、

「ケガなんかで済まず、いっそ死んでくれたら良かったのに」

「消毒? そんなの保健室でやってもらいなよ。

私に頼らないで!」

メイは翔子の言うことに従った。

父親が帰宅する前に、急いで学校の保健室に向かう。

けれど、学校はもう閉まっていて。


トボトボ帰宅しようとした時、心配してメイの様子を見に来たリクが、家から救急箱を持ってきて、不器用ながらも手当てをしてくれたのだった。

< 140 / 866 >

この作品をシェア

pagetop