しゃぼん玉
学校から帰ると、メイは毎回、翔子にこう言われた。
「あんたなんかいなくなればいいのに!」
「どっか行け!!」
「ブッサイクな顔!!
私はこんなに綺麗なのに、あんたは誰の子だろね?」
メイがケガをすると、
「ケガなんかで済まず、いっそ死んでくれたら良かったのに」
「消毒? そんなの保健室でやってもらいなよ。
私に頼らないで!」
メイは翔子の言うことに従った。
父親が帰宅する前に、急いで学校の保健室に向かう。
けれど、学校はもう閉まっていて。
トボトボ帰宅しようとした時、心配してメイの様子を見に来たリクが、家から救急箱を持ってきて、不器用ながらも手当てをしてくれたのだった。