しゃぼん玉
ナナセも家に帰るべく、歩を進める。
そうして曲がり角にさしかかった時、電話が鳴った。
相手はシュンだった。
彼はいま、マナと一緒にいるらしい。
ナナセはシュンに呼び出され、彼の車でファミレスにたどりついた。
電話を終えた後、シュンは車でナナセを迎えに行ったのだ。
夕食をまだ食べていなかった三人は、食事を注文する。
ナナセは二人に向き合う形でテーブル席に落ち着く。
シュンから話を切り出した。
「なぁ、ナナセ。
お前最近、ミズキとうまくいってんの?」
「うん。毎日メールしてるし、ケンカとかもしてないし……。
どうして?」
なぜいきなりそんなことを訊(き)かれるのかが分からず、ナナセは不思議そうな顔をする。
そんなナナセの態度にマナは困った顔をし、シュンはあからさまに呆れた調子でため息をついた。