しゃぼん玉
ミズキは、今までナナセと過ごすの時間が取れなかった分、彼とたくさん話をした。
アイリがいるので穂積メイの話はできなかったが、サークルでの話や、マナと遊びに行ったこと。授業のこと。
たまっていた分、たくさん話した。
ナナセも、今までミズキの話を聞いてあげられなかった分、聞いてあげたいと思いながら相槌(あいづち)を打つ。
アイリはだんだんと気持ちを抑えられなくなり、
「ごめん、ちょっとトイレ」
不自然なタイミングだった。
ミズキは気になり、
「ナナセ君、私もトイレ行くから待ってて?」
アイリを追いかけた。
ナナセは、ただならぬ気持ちで二人の背中を見送る。