しゃぼん玉
“これ、マサヤの?”
DVDがしまってある棚の上。
読みかけらしい手紙のような物が、封筒から出した状態で広げてあった。
マサヤに似つかわしくない、可愛らしい模様の便箋と封筒。
アイリは思わず、それを手にとった。
水色と桃色で彩られた、写真をそのままプリントアウトしたような模様。
そこにはしゃぼん玉が写っていて。
“なんだろ?”
封筒には何も書かれておらず、一体何の手紙なのか分からなかった。
その手紙を手にし、階下のマサヤの様子を伺う。
彼はテレビに夢中になっており、アイリの動向に気づく様子はない。