しゃぼん玉

“これ、マサヤの?”

DVDがしまってある棚の上。

読みかけらしい手紙のような物が、封筒から出した状態で広げてあった。

マサヤに似つかわしくない、可愛らしい模様の便箋と封筒。

アイリは思わず、それを手にとった。


水色と桃色で彩られた、写真をそのままプリントアウトしたような模様。

そこにはしゃぼん玉が写っていて。


“なんだろ?”

封筒には何も書かれておらず、一体何の手紙なのか分からなかった。

その手紙を手にし、階下のマサヤの様子を伺う。

彼はテレビに夢中になっており、アイリの動向に気づく様子はない。

< 324 / 866 >

この作品をシェア

pagetop