しゃぼん玉

ここ最近メイは、ミズキの前に姿を現すこともなかったので、ミズキ達も大学の授業やサークルに専念できていたのだが、こんなにもパッタリメイからの接近がなくなると、逆に不安にもなる。

彼女の思考パターンが、全くつかめないからだ。


「穂積さん、まだ友達の家に居てくれるといいんだけど……」

ミズキは声を縮めて言った。

リクは、最近宇都宮と連絡を取り合った時のことを話した。

「ミズキちゃんが心配になるのもわかるけど、大丈夫。

宇都宮さんの話だと、メイはまだ友達のとこにいるみたいだし、メイも、宇都宮さんにおばさんのグチとか話してスッキリしてるらしいから」

リクは、自分の家からメイが出ていってしまった寂しさを紛らわすように、笑っていた。


「あれ、穂積さんじゃない!?」

マナが声をあげた。

みんな、マナの声に引き寄せられるように校門を凝視する。

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