しゃぼん玉
メイは、数名の女子生徒と一緒にいた。
その中で、積極的にメイに話しかけているのは派手な外見の女の子。
ネックレスをつけ、両手には綺麗なつけ爪がほどこされているのが、遠目にもわかる。
ミズキが、彼女達にどう声をかけようか迷っていると、リクが真っ先にその集団に向かって歩いて行った。
「メイ!!」
よく知るその声に、メイは無表情で足をとめた。
メイに話しかけていたメグルも、つられるように足を止める。
他の女子達はメイを嫌っているため、メイの訪問者には興味がないといった様子で、
「あたしら先帰るわー。
じゃね、メグル」
と、逃げるようにその場を去っていった。
メグルは彼女達のあからさまな態度に眉尻を下げながらも、右手を振って明るく挨拶し、リクの方に目を向けた。