しゃぼん玉

綺麗に染められた茶色の髪の毛をフワフワと揺らし、メグルはリクの方に歩いていった。

メイは関わりたくないと言いたげに目を伏せている。

リクの後ろには、ミズキやマナ、そしてシュンとナナセまでいたからである。


メグルはリクに、初対面とは思えないような気さくな口調で、

「メイの友達ー?」

「うん、友達っていうか幼なじみなんだけどさ。

メイを家に泊めてるのって、もしかして……」

「うん、あたしだよっ。

メイはウチにいるよ」

リクはそれを知って安心したのと同時に、やはり寂しい気持ちになった。

だが、メグルは、こうしてリクに会えたことでメイの交友関係を知ることができて喜んでいる。

メイは自分のことを話さない子だったから。


メイは我関せずといった様子で、長い髪の毛の先を指先でもてあそんでいた。

< 337 / 866 >

この作品をシェア

pagetop