しゃぼん玉
リクの話を全て理解したメグルは、ベンチに座ってまったりしている老父を見ながら、さきほどまでとは違う静かな声でこう言った。
「なんか、悲しいよね、そういうの。
リク君の親の考えはよく分からないけど、メイの何が気に入らなかったのか、だいたい想像はつくよ。
メイ、あたしらのグループでも嫌われてるんだ」
「えっ……?
メイ、嫌われてるの?」
リクだけではなく、ミズキの心もズキンとした。
ずっと黙って成り行きを見守っていたシュン、マナ、ナナセも、そっとうつむく。
リクはこう思っていた。
小学校を転校してから、メイは周りとうまくやっていると。
だけど実際は……。
「でも、あたしはメイが好きだよ。
たしかに、メイって何考えてるか分かんないとこもあるけどさ、好きであんな風にしてるわけじゃないと思う。
それにあたし、昔からじいちゃん達に言われるんだ。
困っている子がいたら助けてあげなさい、って」