しゃぼん玉


リクから差し入れを受け取ったメグルは、家に入るなり、自室で眠っているメイの元に舞い戻った。

メイは今日一日、学校を休んだのだ。

昨夜吐き、清におかゆを食べさせてもらったのだが、そのあと熱が出てしまい、今朝には立ち上がれる状態ではなくなっていた。


メグルは今朝、学校へ行く前にそんなメイを心配して、

「リク君に連絡しようか?

メイのことすごい心配してたし……」

だがメイは、熱で朦朧(もうろう)とする意識の中、

「いい……。リクには何も言わないで……。

こんなの、すぐ治るから」

額にうっすら汗をかいているメイを見下ろしながら、メグルはずっと胸にあった思いを口にしていた。

「メイ……。あたしもリク君も、すごく心配してるよ?

一人で我慢しないで、こんな時くらい甘えなよ……」

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