しゃぼん玉
「えっ!?
宇都宮さんが、弁護士じゃないかもしれない??」
メグルに会いに行った後の帰り道。
リクは声を張り上げた。
その声は、周囲の通行人を振り向かせるのに十分な大きさだった。
ハッキリと言い出せないミズキの代わりに、シュンが事の成り行きを説明した。
リクは、青くなったり赤くなったりしながら、その話を聞いていた。
「そういうわけだから、リクが宇都宮さんにもらった名刺、俺らにかしてくんない?」
「うん……」
リクは意外にすんなり納得し、シュンに名刺を差し出した。
シュンの話し方が良かったのだろうか。
ミズキは恐る恐る、リクに訊いた。
「私達が宇都宮さんを疑ってること、怒らないの?」
リクは瞳に戸惑いを浮かべ、首を縦に振る。