しゃぼん玉
リクはさらに言葉を続ける。
「その時の宇都宮さんの目は、すごくこわくて……。
口調は優しいし、顔も笑ってたんだけど、雰囲気がこわかったんだ……。
でも、その次に会った宇都宮さんは、スーツ着ててピシッとしてたし、名刺くれたし、自分で弁護士って言ってたし、なにより、メイのことで親身になってくれてたから、悪い人じゃないって思えた……。
最初に見た怪しい宇都宮さんは、仕事モードとは違うプライベートの宇都宮さんだったんだ、って思えるようになって……。
まさか、弁護士じゃないなんて、考えもしなかったよ」
シュンは、悲しみで唇を歪めるリクの頭をクシャクシャっとなで、
「まだ、弁護士じゃないって決まったわけじゃないしっ。
俺らがそれ突き止めてみせるから。
そんな顔すんなよっ。な?」
「うん…………」