しゃぼん玉
しかし、メイは違った。
メグルの家庭のことを知っても、悪く言うことはなかった。
良く言うこともなかったが。
メイは無愛想で無口。
人とのコミュニケーションの取り方を知らない感じがありありと出ているが、それでもメグルは、そんなメイを嫌いになることはなかった。
二人が学校に着き自分達のクラスの教室に入ると、なぜだか皆ざわついていた。
様子がおかしい。
いつもは教室の真ん中辺りを陣取ってにぎやかにしているメグルとメイのグループのメンバーが一人もいなかった。
メイですら少し驚いたように教室を見回す。
メグルも首をかしげ、
「みんなで遅刻?
なわけないよなぁ……」
ただならぬ雰囲気の教室。
メグルとは違うグループの女子がメグルの方に駆け寄り、事情を説明した。