しゃぼん玉
「退学になって当然だよ」
メイの鋭い声音が、騒がしかった教室に響き渡る。
それはメグルにだけ向けた言葉だったのだが、メイの声は自然と大きくなってしまい、クラス中が彼女に注目していた。
水を打ったように、しんと静まり返る教室。
メイはそれを気にする様子もなく、自分の席についた。
メグルはメイの言葉に激しく動揺しながら、着席したメイの静かな雰囲気に息を飲んだ。
“メイ……。あんなこと言うなんて……。
みんなに嫌われてたこと、知ってるの?
ううん、それはないはず……。
メイ…………”
今の一瞬で、メイの潔癖さがかいま見えた気がして……。
メグルはしばらくメイの背中を見つめ、クラスメイト達の視線の中にさらされていたのだった。