しゃぼん玉

それから少しお互いの大学生活の話をして、二人はカフェの出入口で別れた。


ミズキはヒデトの背中を見送りながら、思う。

“卒業してからそんなに経ってないのに、雰囲気変わった……”

ヒデトに感じる安心感は、付き合っていた時と変わらないのに、彼とはもう、別々の道を歩いているのだと実感した。


ミズキがナナセを好きになったように、ヒデトもミズキではない他の女性を好きになった。

そんな変化に、しばらく寂しい気持ちがつきまとった。

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