恋心屋
「彼女ってわけでもないんですよね?」


「ええ。彼女ってことにすることもできますけれど。おまかせです」


「だったら、ミツキさんと呼ばせてください。あと敬語を使うのも…。すみません」


「わかりました。私は気にしませんから」


「ミツキさんの方こそ、僕のことは呼び捨てでもいいんですよ? ボランティアなんだし」


「ええ、でも、裕太さんに合わせたいというか、私も基本的に裕太さんに敬語を使うようになってしまっているので、もしできればこのままで…」


最後の方は声が細くなっていった。


ミツキさんは少しうつむいて、ポテトに手を伸ばした。
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