コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
わたしは、最低だ。
これまでのわたしの曖昧さや鈍感さをうらんだ。
そのせいで、桐山くんをきっとたくさん傷つけてきた。
そして、それはこれからも続く。
すべてわたしのせいだ。
「ごめん・・・。
やっぱ、言わなきゃよかった。」
わたしの顔を見て
桐山くんは言う。
最悪だ、わたし。
思いを打ち明けてくれた人に
こんな顔をさせて、こんなこと言わせて。
桐山くんは、自分をせめている。
責める必要ないのに。
悪いのは、どう考えてもわたしなのに。
なにも言えないよ・・・・
なにも、なにも言えない。
まるで、声の出し方を忘れてしまったように
ただ、桐山くんを見つめていることしかできない自分。
そして、きっと桐山くんをなお傷つけるような表情をしているんだろう。
自分を、ここまで嫌いになった瞬間はなかった。