コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~

「まあ、そんな感じで

俺は極端に孤独に恐怖があるんだ。

一人になるんなら、最初から一人の方がいい。

誰かを近づけて、離れられるなら
最初から一線おいて人とつきあっていくほうが辛くない。

だから、俺は無意識のうちに本当の自分を隠して
自分を偽って人と関わるようになっていた。」



綾菜ちゃんは、泣いていた。


なんで、キミが泣くの。




「そ、それで・・・お母さんはどうなったの?」


涙をぬぐってから言う。



「今は、少し離れた精神科の病院で療養してる。

俺は入院が決まってからは母方の祖父母の家に引き取られた。
それで、引越したんだ。まあ、大輝はそんな事情全く知らないけど。

それで、高校生になって祖父母に面倒もかけられないし
一人暮らしをはじめたんだよ。うちの高校の近くで。


母さんには、入院してから全く会っていない。」


いや、会う勇気がないのかな。

母さんを見たら、あの頃の自分を思い出す。

なにもできない無力な自分。

そして、家族を失った孤独感。


それに、今の母さんの様子を見るのも怖い。


元気ならいいけど、

もし、あの頃のままだったら・・・・







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