コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「はい、これ。」
「え?いや、いいっすよ!」
中身を認識し、慌てて手をふる徹平くん。
「遠慮しないで。
いきなり大輝が不在で、ちょうど余るところだったから。」
「でも・・・」
「少ないかもしれないけどないよりはマシでしょう?
レンジで温めるか、時間があるならお鍋でもう一回煮て食べてね。」
わたしは、半ば押し付ける形で
グッと徹平くんの胸元に差し出す。
困ったように受け取り
次には申し訳なさそうに頭をさげる。
「すいません。なんか、迷惑かけちゃいましたね。」
「迷惑じゃないよ。捨てるの、もったいないから。
押し付けちゃってごめんね?」
「ありがとうございます。」
嬉しそうに笑ってくれて、わたしも嬉しくなった。
「早く帰ってあげて?きっと待ってるよ。」
「はい!じゃあ、俺はこれで。
明日は綾菜さんの高校の門で待ってます。いいっすか?」
門、か・・・・
「わたしはいいけど、いいの?」
「もちろんっす。じゃあ、また明日。」
「うん!バイバイ。」
手を振ると、少しはにかんで軽く頭をさげて出て行った。