コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
思えば律子は中学のときから大輝にあまりいい印象を持っていなかった。
なんか、人を見下したような目が嫌なんだって。
あと、わたしのせいでもある。
わたしが中一のときに大輝を好きになって
何回もアタックしたんだけど軽くスルーされてて
それを横で見ていた律子はすごく腹をたてていた。
律子は友達思いだからな~。
「いつかあたし・・・
綾がこんなふうに危険な目に遭うんじゃないかって思ってたの。
やっぱりそうだった。」
「律子・・・あの、ごめんね。」
「綾が悪いんじゃないよ。
・・・あたしこそごめん。」
暗い表情のまま視線を逸らす律子。
「あのね、わたし大丈夫だよ?
実はね、昨日会った男の子いるでしょ?大輝の後輩。
徹平くんっていうんだけど
その子が、大輝が帰ってくるまで守ってくれることになったの。
だから、今日も送ってくれるって。」
「大丈夫なの?」
「うん、大丈夫。ありがとう、律子。」
にっこり笑って見せると
律子も、少しだけ頬をゆるめた。
「わかった。どっちにしても、あたしにできることなんてないもん。」
律子・・・・
「先帰るね。」
そう言って背をむける。
「また明日ね。」
わたしの言葉に少し振り返って手を振ってくれる。
でも、その顔にいつもの元気さはなかった。
ごめんね、律子。