コントラスト~イケメン達のLOVE争奪戦~
「絶対、ちゃんと食べてよ?
なんなら、冷蔵庫に煮物の残りとかあるから。」
「ん。」
返事はしてるけど、ちゃんとわかってるのかな?
大輝のことだから、なにも食べずにゴロゴロしてそう。
「絶対だよ!
絶対だからね!!」
「・・・・わかったって。」
軽く睨んできた。
もう、この辺にしといたほうがいいかな。
大輝、怒っちゃう。
「ならいいけど。」
時計を見ると、9時50分。
いけない!!
「じゃあ、わたし行ってくるからね。
お留守番よろしくね!!」
「ガキかよ。」
フッと笑った大輝に手をふって
わたしは家をとびだした。