--測定不可能--
「疲れたぁーっ」
「結構広いんだね、この遊園地。」
昼過ぎ。
ベンチに体を預け、ぐてっとした私の横に、マップをもったまま歩いていた空も座った。
「満、お昼、どうしよっか?」
「…あ、忘れてたね…。なんか買ってこようか?」
「食べ物、食べ物…。あ、あっちにホットドックとか売ってるみたい!なんか買ってこようか?」
「あ、私も行くよ…。」
「いいよ!満、疲れてるんでしょ?俺が買ってくるから待ってて。なにがいい?」
「じゃ…じゃあ、ホットドックとコーラ………。」
私がきょとんとしている間に空はにこっとして行ってしまった。
ポケットからはみ出したたくさんの携帯ストラップからじゃらじゃら音を鳴らして…
そういえば…
メアドと番号、きいてなかったな……
空が帰ってきたら聞こう。