ケンカ+理解×大好き=友情

あっちゃんの頬を濡らす涙が、天の川のように綺麗に見える。

きっと、あっちゃんの心も同じようにきらめいているに違いない。


「好きな人と付き合ったのも、夜明けまで一緒に過ごしたのも、初めてだった。

ユナがそばにいて、一生分の幸せ味わっちゃったんじゃないかっていうくらい幸せで……。


ユナの作ってくれたオムライス、最高においしくてさ」

泣きながら話すあっちゃん。

真っすぐでキラキラした恋は、私の胸を貫いた。感動と悲しみで……。


そんなにユナちゃんを想っているのに、諦められるの?

もっと粘ればよかったって、後悔しない?

「本当に、それでいいの?

無理してない?」

私は訊いた。

あっちゃんは眉を下げ、手の甲でガシガシと涙を拭う。

「無理してないって言ったらウソになるけど。

大切なものって、必ず自分のそばにあるとは限らないから……。


やっぱり今はつらいけど、ユナと一緒に過ごした数日間は、俺の宝物だって自信持って言える。


ユナがどこかで笑っててくれるなら、大丈夫。

お金も、マナツへの慰謝料って思うことにする。

ユナがアイツと付き合ってるって知りながら、ユナに深入りした俺が悪いから。

マナツからしたら俺は、大事な彼女を奪おうとした最悪な男だしさ」

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