ケンカ+理解×大好き=友情

期限は一週間。

マナツは本気……。


でも、あっちゃんがイトコにお金を借りることには賛成できないよ。

ユナちゃんがそれを知ったら、どう思う?

きっとあっちゃんに気を使ったり後ろめたくなって、2人の関係までギクシャクするかもしれないから……。

少なくとも、もし私がユナちゃんの立場だったらそうなっちゃうと思うから。


なにか……。

なにかいい方法はないかな……。


「そうだっ! うちらがお金作ればいいじゃん!」

そうだよ、その手があるじゃん!

何で今まで思いつかなかったんだろ!?

「ナルミ、お金作るってどうやって?」

ミサキはそう言い目を見開いた。

あっちゃんも話が見えないという顔をしている。

「あっちゃんの貯金で足りない分は、私とミサキがバイトして稼げばいいんだよ!

そうすれば、一週間で10万もあっという間に貯まるよっ!」

「なっちゃん達にそこまでさせられないって!

俺が何とかする! 大丈夫だから」

あっちゃんならそう言うと思ったよ。

でも、あっちゃん一人に背負わせるなんてできない。

< 62 / 116 >

この作品をシェア

pagetop