ケンカ+理解×大好き=友情
期限は一週間。
マナツは本気……。
でも、あっちゃんがイトコにお金を借りることには賛成できないよ。
ユナちゃんがそれを知ったら、どう思う?
きっとあっちゃんに気を使ったり後ろめたくなって、2人の関係までギクシャクするかもしれないから……。
少なくとも、もし私がユナちゃんの立場だったらそうなっちゃうと思うから。
なにか……。
なにかいい方法はないかな……。
「そうだっ! うちらがお金作ればいいじゃん!」
そうだよ、その手があるじゃん!
何で今まで思いつかなかったんだろ!?
「ナルミ、お金作るってどうやって?」
ミサキはそう言い目を見開いた。
あっちゃんも話が見えないという顔をしている。
「あっちゃんの貯金で足りない分は、私とミサキがバイトして稼げばいいんだよ!
そうすれば、一週間で10万もあっという間に貯まるよっ!」
「なっちゃん達にそこまでさせられないって!
俺が何とかする! 大丈夫だから」
あっちゃんならそう言うと思ったよ。
でも、あっちゃん一人に背負わせるなんてできない。