リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「岡島は……、入って、います。先月、少し見せてもらったことがあって。こういうのがあるんですねって」
渡辺の答えを聞いて「ちょいと、呼んできます」と、小林に告げた村田は、席を離れている岡島を呼びに部屋をあとにした。
「あれ、社内のこういうウワサ話みたいなことが、書き込まれたりしているんだ?」
やや表情を険しくしてそう尋ねる木村を見て、渡辺はなにかを考え込んでいるように顔を顰めながら、言葉を返していく。
「いろいろ、かなあ。ちょっとした笑い話みたいなネタとかもあれば、牧野課長なんかになると、専用の書き込みトピックスが作ってあって、牧野課長に関する情報ばっかり書き込んであったり」
「マジで? なにが書いてあるんだよ」
「いろいろ。それこそ、新入社員のころのこととか書いてあったり、誰かが隠し撮りしたような写真とかのせてあったり。今日は残業しているようだの、休日出勤しているだの、そんなことまで詳しく書いてあったかな」
「なんだ、そりゃ。隠し撮り? 出勤状況? そいてらはストーカー集団か」
呆れる小林の声に、渡辺の目が一瞬、落ち着きをなくしたように動き、ようやく、なにかを決意したように切り出した。
「少し気になるのが、あったんです。Mって人に関するトビックスなんですけど」
「M? 牧野のMじゃねえのか?」
「イニシャルなんで、誰のことかまでは、正確には判らなかったんですけど、多分、女性かと。去年の夏ぐらいから始まって、今年の春先くらいまで、なんか集団で、ちょっとストーカーっぽいことをしているみたいな感じの書き込みがされていて、なんだか怖いなって」
「ストーカーっぽい?」
なんだ、それと、眉間に皺を寄せている木村の顔に、渡辺もさらに嫌そうに顔を顰めて、説明していく。
渡辺の答えを聞いて「ちょいと、呼んできます」と、小林に告げた村田は、席を離れている岡島を呼びに部屋をあとにした。
「あれ、社内のこういうウワサ話みたいなことが、書き込まれたりしているんだ?」
やや表情を険しくしてそう尋ねる木村を見て、渡辺はなにかを考え込んでいるように顔を顰めながら、言葉を返していく。
「いろいろ、かなあ。ちょっとした笑い話みたいなネタとかもあれば、牧野課長なんかになると、専用の書き込みトピックスが作ってあって、牧野課長に関する情報ばっかり書き込んであったり」
「マジで? なにが書いてあるんだよ」
「いろいろ。それこそ、新入社員のころのこととか書いてあったり、誰かが隠し撮りしたような写真とかのせてあったり。今日は残業しているようだの、休日出勤しているだの、そんなことまで詳しく書いてあったかな」
「なんだ、そりゃ。隠し撮り? 出勤状況? そいてらはストーカー集団か」
呆れる小林の声に、渡辺の目が一瞬、落ち着きをなくしたように動き、ようやく、なにかを決意したように切り出した。
「少し気になるのが、あったんです。Mって人に関するトビックスなんですけど」
「M? 牧野のMじゃねえのか?」
「イニシャルなんで、誰のことかまでは、正確には判らなかったんですけど、多分、女性かと。去年の夏ぐらいから始まって、今年の春先くらいまで、なんか集団で、ちょっとストーカーっぽいことをしているみたいな感じの書き込みがされていて、なんだか怖いなって」
「ストーカーっぽい?」
なんだ、それと、眉間に皺を寄せている木村の顔に、渡辺もさらに嫌そうに顔を顰めて、説明していく。