リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「そういえば、沼田くんって、いつもお昼はパンよね」
好きなのかと明子が尋ねるより先に、またもや木村が喋りだした。
「パンやさんなんですよ。沼田さん家。お兄さんがお店をやってるんですよ。雑誌に載ったりするんですよ」
「木村。沼田に喋らせろ。お前が喋るな。つーか。沼田のことを、お前が勝手に答えるな」
珍しく、牧野が額に手を当て頭を抱えるような様子を見せ、それを見た明子は、別な意味で君はすごい子だとよ、内心苦笑した。
「午後一で、プレゼン、できるか?」
「とりあえず、ガンガンやらせてください。なんせ、わたくし、小心者ですので」
「お前が小心者なら、世の中小心者しかいねーよ。沼田、この間の打ち合わせでも、ふてぶてしかったろ、こいつ」
「えー…、と。あの。いや」
「沼田くん。そこは言いよどまないで。すぱっと、そんなことありませんって、完全否定していいから」
そんなことで盛り上がっている三人に、松山が「プレゼンってなんですか?」と、牧野に尋ねた。
「ああ。明日、土建さんでこいつら、ガツンとぶちかましてくるって言うんで、聞いてやろうかなと」
「ご提案を、させて頂きに行くんです。ガツンとぶちかますって、失礼な」
「でも、ガツンだろうが。松山さん、午後、時間ありますか?」
「んー。二時間くらいなら、大丈夫ですよ。僕も、聞かせてもらおうかなあ」
そう答えた松山の言葉に続くように「僕も、聞きたいです」と言う木村に「お前は、仕事があるだろう」と牧野が凄み「川田主任に、怒鳴れるわよ」と明子が嗜め、沼田が「調子に乗るな」とその頬を抓った。
好きなのかと明子が尋ねるより先に、またもや木村が喋りだした。
「パンやさんなんですよ。沼田さん家。お兄さんがお店をやってるんですよ。雑誌に載ったりするんですよ」
「木村。沼田に喋らせろ。お前が喋るな。つーか。沼田のことを、お前が勝手に答えるな」
珍しく、牧野が額に手を当て頭を抱えるような様子を見せ、それを見た明子は、別な意味で君はすごい子だとよ、内心苦笑した。
「午後一で、プレゼン、できるか?」
「とりあえず、ガンガンやらせてください。なんせ、わたくし、小心者ですので」
「お前が小心者なら、世の中小心者しかいねーよ。沼田、この間の打ち合わせでも、ふてぶてしかったろ、こいつ」
「えー…、と。あの。いや」
「沼田くん。そこは言いよどまないで。すぱっと、そんなことありませんって、完全否定していいから」
そんなことで盛り上がっている三人に、松山が「プレゼンってなんですか?」と、牧野に尋ねた。
「ああ。明日、土建さんでこいつら、ガツンとぶちかましてくるって言うんで、聞いてやろうかなと」
「ご提案を、させて頂きに行くんです。ガツンとぶちかますって、失礼な」
「でも、ガツンだろうが。松山さん、午後、時間ありますか?」
「んー。二時間くらいなら、大丈夫ですよ。僕も、聞かせてもらおうかなあ」
そう答えた松山の言葉に続くように「僕も、聞きたいです」と言う木村に「お前は、仕事があるだろう」と牧野が凄み「川田主任に、怒鳴れるわよ」と明子が嗜め、沼田が「調子に乗るな」とその頬を抓った。