リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
【高杉兄弟の一週間 火曜日】
コーヒーを淹れた弘明は、続けて生クリームを手際よくホイップした。
何ができるのかと、カウンター越しに眺めている男の前で、弘明の手は淀みなく動く。
生クリームができあがると、ガラスのコーヒーカップにコーヒーリキュールを注き、そこにホットコーヒーを加わえて混ぜていく。
そのうえに、生クリームを浮かべるようにのせて、シナモンスティックを刺した。
「どうぞ」
「これは?」
「ティファナコーヒーと言います。リキュールを使っているんで、大人仕様のウィンナーコーヒーってところですね」
「なるほど」
では、いただきますと、男は弘明が差し出したそれを一口飲んだ。
「これはいいな。甘すぎなくていいね。こういうカクテルもあるんだ」
「けっこう、コーヒーを使ったカクテルって、あるんですよ。コーヒーとワインで作るものとか」
「ほう。ワインか。面白そうだね」
「ウチは、ワインを置いていないので、お作りできませんが、作っていただけそうなところで、頼まれてみては?」
「覚えておくよ。どうもね、カルーアミルクは甘すぎて苦手でね。これならいいね」
「そうですね。僕もちょっと、あの甘さは苦手です。コーヒーリキュールだけで作るなら、ソーダで割るといいですよ」
「なるほど、その手があったか」
「ええ。カンパリソーダとか、あるじゃないですか。それと一緒ですよ。コーヒーリキュールは独特の甘みがありますから、カンパリのようなすっきり感はありませんけど、ソーダで割ると、意外とさっぱりとした飲み口になりますよ」
「なるほどね」
「カルーアミルクを、ソーダで割ったカクテルも、確かあったはずですよ。バーをやっている先輩の店で、前に飲ませてもらってことがありすので。普通のカルーアミルクより、さっばりした感じになりますよ」
弘明の言葉に、男はなるほどなるほどと頷きながら、カクテルを飲みつつその言葉に耳を傾けていた。
コーヒーを淹れた弘明は、続けて生クリームを手際よくホイップした。
何ができるのかと、カウンター越しに眺めている男の前で、弘明の手は淀みなく動く。
生クリームができあがると、ガラスのコーヒーカップにコーヒーリキュールを注き、そこにホットコーヒーを加わえて混ぜていく。
そのうえに、生クリームを浮かべるようにのせて、シナモンスティックを刺した。
「どうぞ」
「これは?」
「ティファナコーヒーと言います。リキュールを使っているんで、大人仕様のウィンナーコーヒーってところですね」
「なるほど」
では、いただきますと、男は弘明が差し出したそれを一口飲んだ。
「これはいいな。甘すぎなくていいね。こういうカクテルもあるんだ」
「けっこう、コーヒーを使ったカクテルって、あるんですよ。コーヒーとワインで作るものとか」
「ほう。ワインか。面白そうだね」
「ウチは、ワインを置いていないので、お作りできませんが、作っていただけそうなところで、頼まれてみては?」
「覚えておくよ。どうもね、カルーアミルクは甘すぎて苦手でね。これならいいね」
「そうですね。僕もちょっと、あの甘さは苦手です。コーヒーリキュールだけで作るなら、ソーダで割るといいですよ」
「なるほど、その手があったか」
「ええ。カンパリソーダとか、あるじゃないですか。それと一緒ですよ。コーヒーリキュールは独特の甘みがありますから、カンパリのようなすっきり感はありませんけど、ソーダで割ると、意外とさっぱりとした飲み口になりますよ」
「なるほどね」
「カルーアミルクを、ソーダで割ったカクテルも、確かあったはずですよ。バーをやっている先輩の店で、前に飲ませてもらってことがありすので。普通のカルーアミルクより、さっばりした感じになりますよ」
弘明の言葉に、男はなるほどなるほどと頷きながら、カクテルを飲みつつその言葉に耳を傾けていた。