リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「野々村。あれ、間違いなく、島野さん狙いに切り替えましたね」
「やっぱり。あれはそういうことよね」
「ぜったいにそうですよ。まあ、島野係長にかかっちゃ、野々村たちなんて、赤ん坊みたいなもんでしょうけど」
「とりあえず、メールして報告しておくわ」
「主任、ケータイ、気を付けてくださいね」
「ケータイに気を付ける?」
なんのことと訝しがる明子に、狙われないようにと、木村は真面目な顔で答えた。
「島野係長のメアドを知りたくて、聞き出そうとすると思いますけど、主任。教えないでしょう」
「そりゃ、島野さんに迷惑かけちゃうもの」
「そしたら、ケータイ狙うかもしれませんから。あいつら」
物騒な話に、明子の顔つきが険しくなった。
「そういうこと、あったの?」
木村が言いずらそうな顔しながら、沼田にどうしようと、相談するような目を向けた。
「森口さん、メアド変えたことがあるんです」
沼田が明子に説明するように話し出した。
「年明けてすぐくらいに。新しいメアドは、うちの課じゃ、課長と野木主任と大塚主任と僕にしか教えていなかったのに、坂下さんたちにすぐバレて。僕や野木主任って、つい、ケータイを机に置いたまま席を離れちゃうことがよくあって、ロックもかけていなかったから、多分、僕のケータイか野木主任のケータイを見たんじゃないかなって話しになって」
「そしたら、渡辺が言うんですよ。原田が野木主任の机の上を弄っていたって。なにか資料でも探しているのかと思っていたそうなんですけど、森口さんのアドレスの話し聞いて、それを思い出して。でも、証拠はないから、問い詰めるわけにもいかないいんで、うやむやなんですけど。そういうこと、平気でやるんですよ、あいつら」
「そう、なんだ。判ったわ。気を付ける」
驚きの話に明子は顔を引き締めて、とりあえず、島野に報告メールをしたら、面倒だけどロックかかるように設定しようと、自分に言い聞かせた。
「やっぱり。あれはそういうことよね」
「ぜったいにそうですよ。まあ、島野係長にかかっちゃ、野々村たちなんて、赤ん坊みたいなもんでしょうけど」
「とりあえず、メールして報告しておくわ」
「主任、ケータイ、気を付けてくださいね」
「ケータイに気を付ける?」
なんのことと訝しがる明子に、狙われないようにと、木村は真面目な顔で答えた。
「島野係長のメアドを知りたくて、聞き出そうとすると思いますけど、主任。教えないでしょう」
「そりゃ、島野さんに迷惑かけちゃうもの」
「そしたら、ケータイ狙うかもしれませんから。あいつら」
物騒な話に、明子の顔つきが険しくなった。
「そういうこと、あったの?」
木村が言いずらそうな顔しながら、沼田にどうしようと、相談するような目を向けた。
「森口さん、メアド変えたことがあるんです」
沼田が明子に説明するように話し出した。
「年明けてすぐくらいに。新しいメアドは、うちの課じゃ、課長と野木主任と大塚主任と僕にしか教えていなかったのに、坂下さんたちにすぐバレて。僕や野木主任って、つい、ケータイを机に置いたまま席を離れちゃうことがよくあって、ロックもかけていなかったから、多分、僕のケータイか野木主任のケータイを見たんじゃないかなって話しになって」
「そしたら、渡辺が言うんですよ。原田が野木主任の机の上を弄っていたって。なにか資料でも探しているのかと思っていたそうなんですけど、森口さんのアドレスの話し聞いて、それを思い出して。でも、証拠はないから、問い詰めるわけにもいかないいんで、うやむやなんですけど。そういうこと、平気でやるんですよ、あいつら」
「そう、なんだ。判ったわ。気を付ける」
驚きの話に明子は顔を引き締めて、とりあえず、島野に報告メールをしたら、面倒だけどロックかかるように設定しようと、自分に言い聞かせた。