リスタート ~最後の恋を始めよう~ 【前編】
「入力時のこういうチェックが、まだ抜けて」
「だって。私の渡されたものにそんなチェックはいってないわっ 私に渡したヤツ、古いんでしょっ そんなの判るわけないじゃないっ」
明子の言葉など、最後まで聞く気がないというように喋り始めた幸恵に、川田が左の耳を塞ぐような素振りをして「原田、もう少し、静かに喋ってくれよ」と窘めた。
「だって、小杉さん、ひどいっ いじわるばっかりしてっ」
「幸恵ちゃん。かわいそう。ひどい先輩に当たっちゃって」
「ホントねえ。自分のミス、幸恵ちゃんのせいして」
「だいたい、そこまで判ってるなら、自分でやればいいじゃないねえ」
「ホント。人任せで楽してばかりで、ずるいわよねえ」
幸恵の味方になっている沙紀と香里の言葉が終ったところで、明子は口を開いだ。
沙紀と香里の相手など端からするつもりのない明子は、そんな言葉は聞き流して幸恵に話しかけた。
「あのね。原田さん、更新ボタンをクリックしたときのチェック内容を、調べただけでしょ?」
「だって入力フォームを調べればいいって言ったでしょっ 他に何を調べろって」
「これ、ACCESSでしょう。テキストボックスのプロパティに、入力規則であるわよね。それは調べた?」
「そんなこと、最初に言ってよっ なんで、ちゃんと言って」
「原田さん。ACCSEEでシステム開発したことあるんですよね?」
幸恵に最後まで言わせず、渡辺が溜まりかねた様子で苛立った声を発して、原田にそう尋ねた。
「だったら、テキストボックスに入力規則プロパティがあることくらい、知ってますよね。まさか、知らないんですか?」
渡辺にそう質問を突き付けられて、幸恵は唇を噛み締めて黙りこんだ。
「だって。私の渡されたものにそんなチェックはいってないわっ 私に渡したヤツ、古いんでしょっ そんなの判るわけないじゃないっ」
明子の言葉など、最後まで聞く気がないというように喋り始めた幸恵に、川田が左の耳を塞ぐような素振りをして「原田、もう少し、静かに喋ってくれよ」と窘めた。
「だって、小杉さん、ひどいっ いじわるばっかりしてっ」
「幸恵ちゃん。かわいそう。ひどい先輩に当たっちゃって」
「ホントねえ。自分のミス、幸恵ちゃんのせいして」
「だいたい、そこまで判ってるなら、自分でやればいいじゃないねえ」
「ホント。人任せで楽してばかりで、ずるいわよねえ」
幸恵の味方になっている沙紀と香里の言葉が終ったところで、明子は口を開いだ。
沙紀と香里の相手など端からするつもりのない明子は、そんな言葉は聞き流して幸恵に話しかけた。
「あのね。原田さん、更新ボタンをクリックしたときのチェック内容を、調べただけでしょ?」
「だって入力フォームを調べればいいって言ったでしょっ 他に何を調べろって」
「これ、ACCESSでしょう。テキストボックスのプロパティに、入力規則であるわよね。それは調べた?」
「そんなこと、最初に言ってよっ なんで、ちゃんと言って」
「原田さん。ACCSEEでシステム開発したことあるんですよね?」
幸恵に最後まで言わせず、渡辺が溜まりかねた様子で苛立った声を発して、原田にそう尋ねた。
「だったら、テキストボックスに入力規則プロパティがあることくらい、知ってますよね。まさか、知らないんですか?」
渡辺にそう質問を突き付けられて、幸恵は唇を噛み締めて黙りこんだ。