君と一緒なら
それから、何日か過ぎた。


それは、突然やってくる。


高校3年生という頃に


私のクラスに転入生がやってくるという


噂が流れた。


みんな、どんな人だろう。と


口々に話していた。


ガラガラガラ~


ドアの開く音がして、みんな静かになった。


先生が教卓の前に立って、言う。


「えぇ~、今日は転入生を紹介する。


こんな時期に、と思うかもしれないが、


仲良くしてやってくれ。」


みんなその話を聞いていた。


「じゃ、入れ。」


先生のその言葉に、みんなが


待ってましたとばかりに、


ドアへと一斉に視線を向けた。


私も、入ってくるのを待った。


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