キスはおとなの呼吸のように【完】
くちびるどうしがふれあうと、大上先輩の舌がこちらにのびてくる。
うわくちびるをなぞり、したくちびるをなぞった舌は、強引にわたしのなかに侵入をこころみる。

まずい。

キスをされたまま、わたしはぐっと口をつぐんだ。

先輩の身体をなんとか引きはがそうと、腕で大上先輩の胸板をおし返す。

すると。

まるで抵抗するようすもなく、大上先輩の腕の拘束が解ける。

わたしはいそいで上半身を起こし距離をとる。
ベッドで寝ている先輩にいった。
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