キスはおとなの呼吸のように【完】
「あのときのことは本当にすまなかった。あやまってゆるしてもらえるは思わないが、殴ってくれてもかまわない。すまない、袴田」

「ずるいです」

先輩の一方的ないいぶんに、わたしは言葉をかぶせた。
< 321 / 380 >

この作品をシェア

pagetop