キスはおとなの呼吸のように【完】
「シオリは、この寒空のした一日じゅうそとまわりをしているから。身体が芯まで冷えきってるって思って。店がせまくてイスは用意できないけれど、せめてこれくらいはね」

立ちのみで、ごめんなさい。

カズトはもうしわけなさそうにそういった。

「カズトのそういうところ、わたし嫌いじゃないですよ」

思ったことをわたしがいうと、カズトは笑う。
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