キスはおとなの呼吸のように【完】
まったく。
そんなの、いわなくてもわかるじゃないか。

わたしもわずかに顔を突きだす。

カズトはわたしの顔に顔を近づけ、くちびるを接近させてくる。
わたしも目をつぶり、くちびるに全神経を集中させた。

そのとき。

「カズちゃん、おつかれさまー」

いきなりうしろの引き戸がひらいた。
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