それから。〜不機嫌な先輩と不器用恋愛〜
「なんでもねぇよ。放っとけ」
そう言って舌打ちする根岸先輩に、
「なんでもねぇなら、いちいちつっかかるな。疲れる」
と、盛大なため息をついた。
その様子を見ていた生川先輩は、わたしに目配せして肩をすくめた。
わたしは、ははは、と苦笑するしかなく。
すると、生川先輩はわたしに近づき。
「ひなちゃん。昨日の約束」
そう言って、にっこり微笑んだ。
「あ、はい。いいですよ」