初恋センチメンタル*

あたしまだ死にたくないんだからね


やりたいことくらいたくさんあんのよ





「美緒、来たんだ」




後ろから聞こえる声



振り向くとサッカーのユニホームを着た輝が立っていた。




なんか、同じユニホームでも着る人が着ると違うんだね…




輝は爽やかだけど


隼人はただのサッカーバカにしか見えないし。





「こんな希望者多くて入れるかな？」


「俺キャプテンだから、美緒は決定」




え？そんな決め方ありですかキャプテン……





「美緒はサッカー好きなんだろ？」



「そりゃもちろん！！」



「はいっ、これで問題なし」




にこにこ笑顔のキャプテン、もとい輝



あっ、いいのねこれで



まぁいっか。サッカー部のマネージャーになれるんだし？



輝に感謝ってことで。




「じゃあ案内するから」


「はーい」


「葉波もついてこいよ？」


「はいはい、キャプテン」







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