優しいなんて、もんじゃない



「いい加減にしろ。」

「ゆーうー…。」

「駄々こねらるても無理。」

「……。」



明らかに拗ねてみせるユウ。ああもう、20過ぎた男がうじうじしてる姿ほで腹立つものはないのかもしれない。

正直、ユウに抱く感情は不可思議すぎる。



あ。

一応重要だから言っておくが、感情と言っても「好き」なんてものまず有り得ないから。


ユウに抱くくらいなら、歴とした大人の(オムライスは頼むけど)河合さんの方がマシだ。



別に、ユウが嫌いっていうわけじゃなくて。こう、何て言うかユウはー…




「ひ弱。面倒。」

うん。ひ弱で面倒だユウは。


イコール、そんな女々しい男と色恋沙汰なんてことまずないだろう。てか恋愛感情自体分からない私に恋愛なんて出来るわけがない。



うん、と納得して頷く私と一歩分間隔を保ってユウが近寄って来ていたことに今更気付いた。




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