素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
「やはり…そうでしたか。

 初めて会った時に何か懐かしさを感じました。
 
 名前を尋ねると、渋谷というし…名前は愛美という。

 愛美という名前は、私が妻と付き合っていた時に、

 子供ができたら、付けたいと言っていた名前だったから…


 お恥ずかしい話ですが、

 私が、20代のころ、父親の会社を継ぐことを目標に頑張ってきました。

 それは、彼女と幸せになれると信じて…そして結婚しました。

 私は社長の座に着くと、彼女のために仕事を必死にしました。
  
 でも、私の両親は彼女を妻と認めることができなかったようで…

 いつも、彼女から愚痴を聞かされてました。

   仕事から帰ってくれば、すぐに…


 少ししてから、長期出張で1か月ほど、ロンドンに行っていたんです。

 そして、ロンドンから帰ってきたら、

 彼女は離婚届けを置いて、いなくなっていました。

 両親に事情を聴くと、他に男を作って出て行ったと…

 私も若かったのでしょう。そのまま受け入れてしまったんです。


 彼女を失って、初めて彼女の大きさに気がつきました…

 その後、私は仕事が手に付かず…社長を弟に譲り、

 遊んで暮らしていました。毎日、女と酒におぼれる日々


 そんな生活の中で、
 
 私は、彼女を取り戻したいと考えるようになりました。

 きちんとした生活を送り、私が、今度は彼女を迎え入れられるように。

 そして、私は起業し、今にいたったというわけです…」

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