素敵すぎる恋愛…あなたの世界へ…
弟・一輝の仕事のことは

父も貴俊さんも悩んでいた…

やりたいことがないのが一番難しいから…

でも、口火を切ったのは、父だった。

「やりたいことがないなら、将来、社長をやらないか?

 貴俊君のところで、営業・人事・企画などいろいろな部署で

 勉強させてもらい、

 いずれ高峰コーポレーションに戻っておいで。

 もし、貴俊君のところが気に入れば、そのままでもいいし。

 どうだい?」


私たちはあいた口がふさがらない…

だって、一輝は父とは血のつながりがないのに…いずれ社長って?

それに社長が嫌なら、貴俊さんの会社にそのままでもいいって。

そんなわがままなこと…


「私は小さなころから、社長になると言われ続けた。

 親父の後を継ぐようにと…それが窮屈だった。

 だから、息子にはそんなつらい思いはさせたくない。
 
 でも、社長の仕事に魅力を感じるなら、一輝くんに譲りたいと思う。」


貴俊さんまで…

「そうだな。それがいいな。

 今は仕事探しというか、自分探しってとこだな。

 何が自分にできるのか、みるのも悪くない。

 4月からうちに入社するといい。」


なんだか、とんとん拍子とはこういうことを言うのだろうか…

アッと言う間に、一輝は貴俊さんの会社に入ることになった。

もちろん、本社に…


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