五人の王子に仕えしは





「…え、何?」


思わず顔を顰めてそう聞いた。

その言葉は私から奏君に向けられたものだったのだが、気付いていないのか無視されてるのか、彼から返事は返ってこない。

ガッツリ目合ってるんですけどね。怖いっつうの。


「ちょ、奏く……」
「いやー、にしても鈴奈と蓮がこんなにうまくいくと思わなかったぜ!」


奏くんに近づいてもう一度問おうとしたところ、和真君に遮られる。
声でかいからね和真君……。


「まあ、私もそう思う」
「でも……絶対、おれと組んでたら、もっと…うまくいったし……」
「ふふ、それはないでしょ。司咲、僕たちの中で1番背高いし、あと体力もないし」
「まあやっぱり俺が妥当だった訳だな、実際結果出してる」
「蓮に言われるとなんも言えねーよ、でも俺だって……!」


完全に取り囲まれたは良いけど会話に置いてかれた。こいつら何の話してんの?

その内私の足やら腕やらの引っ張り合いになって、大変痛い、まってもげるもげる。

何これいじめ?


なんて思ってたら。






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