年下彼女に負ける俺-1-
「じゃあ、次に聞きたいことがある人。」


「はーい。」


その声は蜜だった。





「出会ったきっかけは?」


「えっ…」



確かに聞きたーいとみんなの意見が一致した。





「きっかけは…雨の日かな。」


「「雨の日?」」


うんと私は言った。





「出会った日はすごい大雨の日で、コンビニの傘が売り切れてるくらいだった。」


で、で?とここでも喜嶋さんが急かしてきた。




「で、コンビニで雨宿りしてたら聡ちゃんが来て、傘を買おうとしたみたいだったらしいけど売ってなくて…」


気づいたらみんなが静かに聞いていた。
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