年下彼女に負ける俺-1-
「ね?言ったでしょ?聡ちゃんが思ってるほど私の家族は気にしてないよ。」


「でもお父さんには…」


「きっとお父さんも一緒だよ。」


ニコッと聡ちゃんに微笑みかけたところでお母さんが玄関にやって来た。





「美桜子!こんなところで立ち話なんかさせてないで早く中に入れてあげなさい!」


「はーい。」


行こう?と聡ちゃんに言えば、彼はどうも納得がいかないような表情をしながら家に上がった。








リビングに行けばみんなでソファに座りながら話しをした。




「お父さんも言ってたんですけど、美桜子がいなくて久しぶりに二人でゆっくりできたので正直嬉しかったです。」


「そうなの!?」


「もちろん心配はしてたのよ。でも次の日の朝までは待ってみようかと思って。」



そう話す母の顔は本当に心配しているようだった。


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