年下彼女に負ける俺-1-
「もう少しで警察に電話するところだったわ。」


「そこまで!?」


「だって何も連絡がないもんだから。」



確かに。

連絡がなければ父も母も心配するとは思っていたけど、聡ちゃんとの幸せな時間に集中し過ぎてすっかり連絡するのを忘れてしまった。





「すみません、僕が悪いです。」


「違うわ。連絡しなかった美桜子が悪いんです。」



そう言いながら私のことを見てきた母の顔は、ちょっとだけ怖かった。






「これからはちゃんと連絡しなさい。聡介君の家に泊まることは反対しないから。」


「いいの!?」


「お父さんには内緒よ?」


「うん!」



まさかお母さんが家に泊まることを反対しないとは驚きだった。

嬉しいなと思いながら聡ちゃんを見ると、彼は申し訳なさそうにしていた。
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