年下彼女に負ける俺-1-
「ですがやっぱりお父さんには…」


「いいのよ。あの人に教えたら面倒くさいだけですよ」


面倒くさいって…なんだかお父さんは可哀相だ。





「では、お父さんにはよろしくお伝えください。」


「はい、伝えておきますね。」


聡ちゃんはやっと納得したのか、さっきまでの不安そうな顔がすっかりなくなっていた。






「実は今日、ちょうどケーキがあるんですよ。今用意しますね。」


「あ、お構いなく。」



キッチンの方へと向かった母は笑顔だった。

聡ちゃんが来たことによってご機嫌のようだ。
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