年下彼女に負ける俺-1-
「あの子も私と同じ誕生日かもしれないんだってさ。」


「同じ名前で同じ誕生日だなんて珍しいね。」





そうなんだよと呟きながら、皐月の言葉に頷く。


そして再び教室の中にいる天使ちゃんを探そうとすると…。



あれ…あれれ…?

なぜか彼女が私と皐月の目の前にいた。






「あの…さっきから私のこと見て話してましたよね?」




うんうんと再び頷き、彼女の姿や雰囲気…全てに圧倒された。



目の前で見ると、改めてすごいことに気付いた。

ここまで可愛くて、女の子らしい女の子がこの学校にいたとは。





浅間の言ったことが、今ならわかる気がした。
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