年下彼女に負ける俺-1-
「なーんだ。残念。」


「なにが?」


「あっ。こっちの話です。」





友達からプレゼントを貰えなかったことは残念だけど、一番欲しい人から貰えたからよしとするか。





「そのネックレス素敵だね。」


「これ?」




私が着ているワイシャツの間から、胸元にあるネックレスがこんにちはしている。


このネックレスは、昨日の私の誕生日で聡ちゃんがプレゼントしてくれたもの。

まだ指輪は早いし、なくすと嫌だからって聡ちゃんがちゃんと考えてくれたもの。
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